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平成23年5月8日
上田流尺八道創立95周年記念全国演奏大会



初めに、上田流尺八道各位様におかれましては
この度【創立95周年】を迎えられましたこと
誠におめでとうございます。
そしてこの大変おめでたい記念演奏会に、
私たち【淀の会】も参加させて頂きましたことを
心より厚く御礼申し上げます。

この日は初夏のような良いお天気に恵まれまして、
会場となりますこの新しいサンケイブリーゼホールに、
私達も気持ち弾む思いで向かわせて頂きました。





本当に素敵な真新しいホールに
私達会員も感激致しておりました。



こちらが私たち【淀の会】の楽屋でございます。



楽屋入りを致しましたら、
直ぐに各係りに分かれてのお仕事にとりかかります。

【お三絃の調絃係り】


出演はまだまだ先ではございますが、
このようにして糸を伸ばせるところまで
伸ばしておくのです。
とても根気の要る大変なお仕事でございます。

そして【お筝の調絃係り】
お筝のお調絃は楽屋では致しません。
演奏会時には必ず「お調絃ルーム」がございまして、
他のお社中の方々と順番に使わせて頂きます。

お調絃は演奏以前の大変なお仕事でして
ステージで演奏するにあたりましての
‘命’でございますので
気を抜くことは許されませんね。



そしていつも陰でお仕事をこなして下さるのが、
このパーカッションの準備をして頂いてる方々です。
(つい忘れがちなパーカッションの準備。)

責任を持って確実に用意をして下さるお姿には、
いつも感謝でございます。



それから舞台係りがご準備下さる
立奏見台の高さ調節・・・と言うものも
それはそれは大変なお仕事でございます。

客席から御覧頂いた舞台の統一美!と言うことと、
演奏者が演奏しやすいように・・・
と言うことを考慮しての調節は、
大変なものなのですよ。



このように致しまして各係りの方々が、
それぞれのお仕事を確実に
責任を持ってこなして下さいますので
本当に素晴らしいと思っております。





さて、ここからはステージのご紹介をさせて頂きます。

この日【淀の会】が演奏させて頂きました曲は3曲♪
どの曲もリハーサルを積み重ね、
この日に向けて頑張ってまいりました。

山里の春(作曲 森岡章)





この曲は今までに経験のない
ピアノとのコラボ曲でございまして
出演させて頂きました会員も、とても新鮮な気持ちで
演奏させて頂くことができ楽しかったです。

そしてピアノの他には、鶯の声やウッドブロック
鈴にトライアングルにお太鼓
などと言った楽器も参加させて頂きました。



淀の会会員のご家族様より、
とても嬉しい感想を頂戴致しましたので、
ここでご披露させて頂きます。

淀の会のステージはいつもながら
都会的センスに溢れ、
演奏者の方々も自信を持って
演奏されているのが伝わってきます。
ハイセンスとパワフルなステージは圧巻です。
私自身も、仕事や趣味など自信を持って行えば、
周囲の方々に感動を与えられると実感した一日でした。



編曲八千代獅子(作曲 宮城道雄)

この曲はお筝や尺八は勿論、
お三絃に十七絃、そして鼓・・・
と言った曲で構成されております
「大合奏曲」でございまして
私たち【淀の会】のお三絃メンバーは
恒例の裃をつけてのステージです。







まず、上田流95周年記念の演奏会という大舞台に
立たせていただいたことを心より感謝致します。
この日は沢山のお社中の方々がいらっしゃり、
時間が空けば客席で拝聴することが出来ました。
『山里の春』は私は出演致しませんでしたので拝聴させていただきました。
打楽器、ピアノと琴、お竹の調和がとても美しく、
まるで本当に麗らかな春の日差しを浴びているようでした。
もっともっと長く聴いていたかったです…
次に私も出演させていただいた『編曲八千代獅子』…
これは満足いかない結果となってしまい
、宗家先生のおっしゃる「舞台は生きている」の意味を
怖いくらいに実感致しました。
私なりに必死で弾き込んできたつもりでした。
ですが、糸間違いをせず完璧に弾けても、
やはり周りと合わせるということは、
とても大変で難しいことなのだ…と、
悔しい気持ちでいっぱいです。
私を演奏者の一人に選んでくださった宗家先生、
一生懸命教えてくださった愛美先生、本当に申し訳ありません…
最後は『五丈原』。
力強く伸び伸びと弾くことができ、まとまりもあったと思います。
そして独奏を弾かれた方のとても綺麗な響きには聴き惚れました。
楽しく演奏することができましたが、
反省点も沢山あり、色々と勉強になる演奏会となりました。
最後になりましたが、宗家先生、愛美先生を始め、
リハーサルの一度しか顔を出すことが出来なかった私を
温かく受け入れてくださる淀の会の皆様には、
いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
私にとりまして、淀の会はいつでも帰ることの出来る場所であり、
皆様は血の繋がった家族のような存在です。
今回の気持ちを決して忘れず、
これからも練習に励みたいと思っております。
(愛知県豊田市在住 S・H 平成13年入門)




五丈原(作曲 野村正峰)

いよいよこの曲ではシンバルを持ち込みます。
楽器類をお世話して下さる生徒さんが、
シンバルそしてスネアドラムにハイハットを
舞台袖に入れて下さいます。



そして、この曲では出演者一同、
洋装に着替えての演奏でございます。
尺八の先生方も真っ赤なお衣装がハツラツとされていて、
とっても素敵ですよね(^^)



私たち淀の会もステージ前でスタンバイです。


いよいよ淀の会の出番ですよ!
いざ舞台へGO!!!



この度、初めて独奏部分を演奏させて頂きました。
演奏させて頂くことをお伺いした時は、大丈夫かしら、
緊張から舞台の上でまったく指が動かなくなったらどうしましょう・・・
という不安で一杯でいっぱいでした。
ですが、宗家先生のご指導と、
気持ちを和らげる為にかけてくださるお言葉のお陰で、
舞台上で真っ白にならず終えることができました。
本番の演奏はミスタッチをしてしまい、
悔いが残る部分はありましたが、舞台に立ち演奏させて頂けたことが、
何よりもの自信になりました。
このような貴重な勉強の機会を与えてくださった、
宗家先生・愛美先生、そして上田流のお竹の先生方に、
心から感謝申し上げます。
また、淀の会の皆様にも、
本当に色々とお心遣い頂き感謝致しております。
有り難うございました。
上田流創立95周年記念演奏会では、
宗家先生・愛美先生・淀の会の先輩方から、
芸(演奏すること)はもちろんですが、
舞台に立たせて頂くということの重みも強く学ばせて頂きました。
まだまだ未熟な自分を痛感すると共に、
今後の成長につなげたいと感じた一日でございました。
本当に有難うございました。
(堺市在住 M・N 平成20年入門)




さてさて、無事に3曲のステージを終え
皆さんホッとされたのでございましょう。
笑顔も見えますね(^^)



演奏会が終わりましたら、
同じ会場内でのパーティーに、
私たち【淀の会】も多数参加させて頂きます。
楽しみでございます。




ここからは、楽しみに致しておりました
祝賀会の模様をご覧頂きたいと思います。



そしてこの祝賀会で
上田流尺八道のお家元先生を始め、諸先生方に
私たち淀の会の宗家先生が、祝辞を述べられました。



ご来賓の方のご挨拶、そして乾杯の後は
とても美味しいお料理を前にお話が弾み、
楽しく過ごさせて頂きました。





淀の会のメンバーはステージ衣装のまま、
揃って参加させて頂きましたが
「とても素敵!」と皆様からおっしゃって頂きまして
嬉しかったです。

そしていろいろな先生方ともお話をさせて頂きました





そうして楽しく時間を過ごさせて頂いておりますと
何やらパーティーの企画で抽選会が始まりましたよ。

これは尺八の先生方の抽選会と思っておりましたので
女性陣は当たらないものと思っておりましたその時に
続々と淀の会メンバーの名前も発表して下さいまして、
びっくりで致しました!!!





お家元先生直々にプレゼントを頂戴致しまして
感激でございました。

こうして楽しかった時間が経つのは早く
そろそろ締めのお時間と言うことでございまして
代表の先生が音頭をとって下さいました。





そして私たちは楽しかった余韻に浸りながら
会場をあとにするのでございます。







上田流尺八道のお家元先生、そしてご門人の先生方
今日は本当にありがとうございました。
創立100周年に向けられまして
益々のご発展をお祈り申し上げます。




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