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平成22年10月10日 上田流尺八道定期演奏会


前日からの雨で、この日の天候も心配致しておりましたが、
雨に降られる事もなく、そして舞台も満足のいく演奏が出来まして、とても良い一日となりました。





私たち【淀の会】は正午に楽屋入りを致しまして、
直ぐに各係の持ち場で、それぞれにお仕事をこなして下さいましたので、スムーズに進行致しました。

そしてある程度ご自分のお仕事が落ち着かれましたら、
開演時間には皆で会場へ寄せて頂き、他のお社中の演奏を拝聴させて頂きました。

やはり他の方の演奏を聴かせて頂くことは、大変お勉強になるのでございます。
私たちの本日の演奏曲目は大月宗明先生の【富士】と、宮城道雄先生の【新暁】の2曲でございました。
富士は以前にもお勉強をさせて頂きました曲でしたので、
今回はより研きをかけて良い演奏が出来たのではないかと、出演者同士お話を致しておりました。




今回、独奏を公の舞台で初めて演奏した者や、職格者に混ざり頑張った者もおります。
 

【門下生の声】
この度初めて1パートだけの独奏部を演奏させて頂き、後々まで思い出に残るであろう演奏会となりました。
曲の出だし部分、わずか15秒ほどのことですが、
自分の出した音だけが響くというプレッシャーと孤独感は予想以上でした。
本番直前まで、宗家先生、愛美先生をはじめ諸先輩方から温かい励ましのお言葉やアドバイスを頂戴したおかげで、
なんとか平常心に近い状態で演奏を始めることができ、
あっという間の独奏のあと、合奏に入ってからは、舞台全体からあふれる意気込みと連帯感が楽しくて、思う存分弾くことができました。
ご熱心に何度もご指導下さった宗家先生より、演奏終了後に笑顔で手を握って頂き、
お褒めのお言葉を頂けた時には、成功した喜びをかみしめました。
今回の貴重な経験を踏まえ、これからも芸の向上に邁進したいと存じます。
ご出演の皆様、そしてお手伝いにお越し下さいました皆様ありがとうございました。
 (大阪府堺市在住 C.H 平成11年入門)



【門下生の声】
この度、宗家先生から「上田流の演奏会で【富士】を弾いてみませんか?」とお話を頂戴致しました時、
2年前はこの曲にはお手上げで、出演できなかった事を思い出しました。
今度こそ、自分に負けないようにしっかり練習しようと頑張りました。
もう一度チャンスを下さいました宗家先生には、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
当日は「晴れの門出だよ」と歌っているような良いお天気でございました。
幕が上がりますと、たくさんのお客様がご覧下さっているだけに、身の引き締まる思いでございました。
尺八・三絃・一箏・二箏・十七絃・太鼓のパートが一つとなり、速さや強弱に気を付けて曲が作られていくことに感無量でした。
10分間があっと言うまに過ぎてしまいました。
宗家先生、愛美先生、そして諸先輩の皆様方、本当にありがとうございました。
この感激をいつまでも忘れぬよう、これからもより一層努力致したいと存じます。
(大阪府堺市在住 M.N 平成17年入門)


そしてこの曲には本来、和楽器であります太鼓や鼓というパートもございますが、
私たちの会にはそのような和楽器は置いてございません。
そこで思い切りまして、洋楽器で代用致してみますと、やはり無いよりは入れたほうがとても良く、
また一段とお客様の心を捕える事が出来たのでないかと思っております。



 

そして新暁は、この演奏会に初めて頂いた曲でございまして、出演者も一生懸命頑張りました。
短い曲ではございますが、歌があり、しかも《高音》《低音》に分かれての二部合唱なのです。
本番ギリギリ前まで、それぞれのパートに分かれて打ち合わせを致しておりました。

本番は多少のミスはございましたが、それでも聴きに来て下さいました全く知らないお客様が
『コーラスがとても素敵でした。お箏を演奏しながら、あのように素敵なお歌を唄われるなんて、
初めて聴きました。良かったですよ♪』
とおっしゃって下さいました。
私たち演奏者にとりましては何よりの嬉しくて有難いお言葉でございます。
本当にありがとうございました。


この日は淀の会の皆にとりましても、とても良い一日となりました事でございましょう。
上田流尺八道の諸先生方には色々とお世話になりましてありがとうございました。
来年5月8日には、上田流創立95周年記念全国大会が開催されるとの事でございまして、
私たちも今からとても楽しみに致しております。



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